昔の人には、エアコンなどのような機械はありませんでしたが、窓の外にすだれを吊るす、よしずを立てかける、打ち水をする、小まめに水分調整をとるなど…の知恵がありました。今年の夏は特別長く、皆さんも多くの知恵を使って過ごされていることと思います。
洋風の住宅でしたら、クールスクリーン(米国デュポン社開発の特殊素材を生地にした)などのような日除けやオ-ニングなどが効果もあり、外観にも合っているように思います。洋風の住宅も和風の住宅も、外の日射しを遮るのが大事です。しかし、フィルムシートは貼り付けが難しく、冬場も日ざしを遮ってしまうのであまりいい方法とはいえません。また、遮光性のすだれなども効果はありますが外観上は住宅には合わない感じがします。
エアコンばかりでは体も壊します。夏の間だけ、よしずやすだれ等で出来るだけ日陰を作り、家の中の風通しを良くし、日射しを遮るのが、過ごしやすい住宅の一番の基本ではないでしょうか。
まだ、しばらく暑さが続きそうですが、今年の長い夏を快適にお過ごしください。