住宅ローン

住宅ロ-ンの手続きは、借入の申し込み時から、借入審査承認後の資金交付、決済時まで、多くの書類を提出したり、必要書類に記入する必要があります。
その1つ1つの手続きの中で、お客様ご自身が選択しやすいようにアドバイスするのが、私共の重要な業務の1つであります。今回はじめて不動産購入される方は、不慣れな専門用語も多いとは思いますが、資金計画を十分に検討しておかれることをおすすめ致します。
又、金融機関の資金交付の方法などによって、不動産取引に大きな影響が出る場合もありますので、ご注意下さい。(つなぎ資金の手続きの必要など)
公的ロ-ンと民間ロ-ン
公的ローン 民間ロ-ン フラット35
住宅金融支援機構 銀行などのロ-ン 公庫提携型
民間住宅ロ-ン
財形住宅融資 JAのロ-ン
地方公共団体融資 生保ロ-ン
都市再生機構の割賦制度 ノンバンクロ-ン
財形貯蓄は、勤労者財産形成促進法に基づく勤労者のための貯蓄制度で、「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」「一般財形貯蓄」の3種類があります。このうち、「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」には利子非課税の特典があり、一定の要件を満たせば両制度合わせて元利合計550万円が非課税となっています。
メモ公的ロ-ンと民間ロ-ンの違い住宅金融公庫などの公的ロ-ンと銀行などの民間ロ-ンでは、融資の条件にいろいろな違いがあります。お客様によっては、会社で財形住宅貯蓄を積み立てられている方や社内融資が利用できる場合もあります。公庫融資は融資対象となる土地建物の規模や構造について細かく条件が定められています。民間ロ-ンは、融資を受けるお客様の職業や勤続年数、収入に重視されています。(民間ロ-ンでも、公庫のフラット35を活用する場合は、公庫が定めた物件の条件を満たしていることが必要)


○メリット
公的ロ-ン
申し込み日時点の金利で契約できます。(金利が低いときに申し込めば、予め低い金利で確定させることが可能)又、申し込み時の年齢が70歳未満までと年齢範囲も広く、元金均等返済も選べます。繰上げ返済の手数料も安いです。民間ロ-ン
団体信用生命の保険料は金利上乗せによる加入方法がほとんどです。


●デメリット
公的ロ-ン
住宅の構造や土地の面積に条件があります。民間ロ-ン
元金均等返済が選べない場合があります。変動金利型ロ-ン中心のため融資実行時の金利が上がってしまう場合があります。


上記の他、公的ロ-ンと民間ロ-ンを比較すると、(金利、金利変動時期、資金使途、申込人の要件、住居等の要件、融資額、返済期間及び返済方法、担保、保証、団体信用生命保険、火災保険、繰上返済、事務手数料)各金融機関によって特徴があり、商品にも違いがあります。

固定金利と変動金利のメリット・デメリット

固定金利型 変動金利型 固定金利期間
選択型



全期間返済額を確定でき、計画的な返済が可能です。低金利時に借りると、全期間にわたり低金利のメリットを享受できます。 借り入れ時の金利は一般的に固定金利型より低いです。高金利時に借入れた場合、金利が低下した時には、返済額が減少します。 一定の返済額を確定できます。短期間固定金利型の場合、高金利時に借りると、金利低下時には返済額が減少します。
デメ
リット
高金利時に借りると、将来にわたり高金利に基づく返済額を負担しなければならないです。 借入れ時に将来の返済額が確定できず不安が残ります。金利が上昇した場合、返済額が増加します。 固定金利期間終了後の返済額が確定しません。固定金利期間終了後、金利が上昇した場合、返済額が増加します。

元利均等返済と元金均等返済のメリット・デメリット

元利均等返済 元金均等返済



毎月の返済額が(元金+利息)が一定のため、返済計画が立てやすく、当初の返済負担を軽減できます。 毎月の返済額(元金+利息)は返済が進むほど、少なくなり負担が軽くなります。
同じ返済期間の場合、元利均等返済よりも総返済額が少なくなります。借入金残高の減り方が早いです。




同じ返済期間の場合、元金均等返済よりも総返済額が多くなります。 当初の返済額が重く、必要月収が高いです。

このペ-ジは、(財)住宅金融普及協会の資料などを参考に作成致しました。

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